インフルエンザなどのワクチン接種の際に記入する予診票。コロナ禍によって予診票を記入する機会はより増えました。予診票に関わる作業は手間が膨大にかかることが1つの問題です。この課題をWEB問診で解決しましょう。

ワクチン接種の現状

ワクチン接種をする際、必要となる予診票は患者が接種予定日の前日までに医療機関へ予診票を取りに行き、自宅で記入してから提出をしたり待合室で記入をしたりします。つまり、患者さんはワクチン接種のために2度来院したり、長時間待合室で待機したりする必要があります。また、クリニック側は患者さんに提出してもらい、内容に抜けがないか確認し、必要があれば患者さんに直接聞きに行く場合もあります。その後患者さんはワクチン接種や会計を済ませます。

ワクチン接種の流れはこれで終わりではありません。市町村で助成を受ける場合、その手続きを行う必要があります。この手続きは市町村によって形式が異なります。今回は茨城県つくば市のインフルエンザワクチンを例に挙げてみましょう。ワクチン予診票をつくば市に提出するためにクリニックのスタッフは予診票の内容を再度確認し、病院保管のためにコピーを取る場合もあります。コピーをすると、その数は2000枚分にも及びます。その後保健センターに提出し、その内容を保健センターの職員が確認し、データ化します。

現状のワクチン予診票では、作業工程が多く、各段階において予診票を確認しているため確認作業だけでも膨大な時間がかかっていると予想されます。

WEB問診を使うと

以上のように現状の予診票運用は、作業工程が多すぎると言えます。WEB問診を使用し、この作業を減らしてみませんか?

WEB問診を使うことで患者が来院前に事前に問診内容を入力できます。このメリットはなんでしょうか。まず、WEB問診では回答を必須項目にすることができ、必須項目の質問は回答しないと次の段階に進めないようになっています。これによって内容の抜けもれを防ぐことができます。また、事前に入力しておくことで待合室の混雑も防ぐことにつながります。医療機関の確認作業を最小限にし、ワクチン量など患者ごとに注意すべきポイントを自動で確認することもできます。WEB問診を使うことで医療機関が事前に記入済みの問診票を印刷しておくこともできます。これは保健センター等に提出するためのコピー作業をなくし、作業工程を減らすことにつながります。

今後のWEB問診では

Ambiiでは今後、WEB問診を利用して大きく2つのことを進めていきます。1つ目はワクチン接種後の医師のサインをワンクリックで行えるようにすることです。問診内容と同様に必須項目にすることで抜けがなく、記入してあるかの確認を改めてする必要がなくなります。2つ目は保健センターにデータのまま共有することです。つくば市の場合は予診票を紙で提出します。ですが保健センターでわざわざ提出された紙をデータ化しているのが現状です。医療機関から保健センターまですべてをデジタルにすることで、作業を大幅に削減できます。

コロナワクチンをはじめ、様々なワクチンがありますが、まずはインフルエンザワクチンでWEB問診を使い、作業を減らしていきましょう。